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2023/11/29

家づくり学

壁の中の ’’ニッチ’’ ◝(⁰▿⁰)◜

壁の中の ’’ニッチ’’ ◝(⁰▿⁰)◜

松戸市、市川市、宮大工が手掛ける注文住宅・古民家再生の工匠、広報担当です。
 

皆様こんにちは。

”ニッチ”という言葉を聞いたことがあるでしょうか?


一般的には、「隙間」という意味で使われています。


「ニッチな趣味」とか「ニッチ産業」「ニッチな商品」などというと聞き覚えがあるかもしれません。


多く知れ渡っていないような、穴場的、マニアックみたいな感じでしょうか。


今回は、建築で使う”ニッチ”というものにスポットをあてて書いてみようと思います。

目次

●「ニッチ」とは

●ニッチの魅力

 ・玄関やリビングをおしゃれに演出。
 ・オリジナル性がある。
 ・機能性を兼ね備えている。
 ・壁に収める。

●ニッチの注意点

 ・設置場所や棚の奥行など、寸法制限がある。
 ・飾るものの内容に注意。
 ・設置後は変更できない。
 ・埃問題。
 ・費用問題。

●まとめ

 

「ニッチ」とは

建築で使う’’ニッチ’’とは。
木造住宅の場合、壁の中の間柱と間柱の間に空間があります。この空間を利用して壁をくり抜くようにつくる棚のことです。一見埋め込まれているように作られている、作り付けの棚です。
’’ニッチ’’は省スペースをうまく使えて、家の印象をぐっと上げる優れものです。でも、設置するのに気を付けたい事もあります。

ニッチ設置前に知っておきたい、ニッチの魅力と注意点をお伝えします。

ニッチの魅力

玄関やリビングをおしゃれに演出。

一番目に付くところに、好きなインテリアや小物を飾れば、一気に印象を変えます。飾るところがないと、好きなものたちが日の目を見ずに引き出しの奥へ…なんてことありますよね。最初から飾るための棚があるのは、贅沢で楽しいです。

ニッチは壁そのものを立体的に見せることもできるので、それだけでおしゃれ度アップ⤴

▲珪藻土の玄関ホールに自然素材のニッチ

オリジナル性がある。

ニッチの部分のクロスの柄を変えたり、くり抜く壁の形を変えるなど、家に合ったオリジナルの棚を作ることができます。照明を設置すれば、立体感も増し、魅せ方も広がります。

機能性を兼ね備えている。

壁面をほぼフラットに保つニッチは、おしゃれなだけではありません。トイレや洗濯機回り等、後から棚を置くスペースが充分に取れないところで、空間を狭めることなく収納力を発揮してくれます。

▲なくてはならないトイレの収納がニッチですっきり。

▲無垢のニッチで清潔感いっぱい。

▲リビングニッチは家族みんなのニッチ。

壁に収める。

リモコンやスイッチ類をニッチにまとめて設置したり、コンセントを配置しておけば充電ステーションにもなり、壁の外側や床でごちゃごちゃなりがちなものをすっきり見せることができます。

▲絶対便利!ニッチにコンセント。

ニッチの注意点

設置場所や棚の奥行など、寸法制限がある。

ニッチは柱と柱の間で強度や断熱の構造を邪魔しない場所にしか設置することができません。また、柱の太さが奥行になるので、好みの大きさにできるわけではありません。後からDIYでなどと簡単に考えずに、前もって相談し、プロに施工を任せることをお勧めします。オリジナル性はあっても、寸法などの自由度は少ないと言えます。

飾るものの内容に注意。

大きなニッチに重量のあるインテリアを飾りたいと思っていたり、ガラスを使用するなど特殊な計画がある時は、ニッチにも耐震構造や強度への工夫が必要になる場合があります。事前の相談がとても大切です。

設置後は変更できない。

造った後で、予想と違っていたとしても、移動したり取り外したりと簡単になかったことにはできません。後悔しないよう考えておきましょう。

埃問題

どんな棚でも同じですが、埃がたまる問題が発生します。扉のないニッチはこまめな掃除の対象箇所になります。

費用問題

施工に費用が掛かります。設計段階からイメージを伝えて、予算に盛り込む必要があります。

まとめ

建築の世界における、「ニッチ」にの存在に注目していただけたでしょうか。
玄関を入って目につく場所に、好きな小物を飾っておいたり、季節ごとのディスプレイを楽しむ。趣味で作ったものや、コレクションを飾っても、気分が上がって元気になれます。ニッチは、工夫とアイディア次第で、自分らしく家の中を演出でき、機能性で収納を助けてくれます。

ニッチの使い方に明確なイメージがある場合は、間取りプランの第階から施工会社へ伝えてみましょう。建築確認申請後になると、壁の関係上作れなくなってしまう事もあります。
費用のこともあるので、あらかじめ計画できるのが一番いいのですが、家ができてくるうちにイメージが沸いてきて、「ここにニッチできますか?」なんて、大工さんに相談したくなるかもしれません。そんな時、耳を傾けて一緒に考えてくれる大工がいる施工会社を選んでくださいね。

▲絶対必要!!台所収納。 壁の中のニッチ(^^♪



工匠は、千葉県松戸市・市川市を中心に自然素材を活かした注文住宅・古民家再生を手掛けています。
いつまでも丈夫で美しく、愛され続ける住宅をご提供いたします。
家づくりに関するご相談、お悩みなどお気軽にお問合せください。
 

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