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2023/11/06

家づくり学

忘れず考えて!!上下階をつなぐ道、『階段』

忘れず考えて!!上下階をつなぐ道、『階段』

松戸市、市川市、宮大工が手掛ける注文住宅・古民家再生の工匠、広報担当です。
 

皆様こんにちは。

マイホームを考えている上で、ちょっと後回しになりがちな階段。

部屋やリビングなどの事ばかりになって、階段は余ったスペースに…と思わないでください。


階段は、家族が毎日通る場所になります。
上り下りしやすく、安全であるこを考えるのはもちろん。

階段下スペースの使い方や階段の形状と配置は、屋内そのものをデザインし印象を変えます。

階段の存在感はとても大きいので、プランの中に最初からきちんと織り込み、
理想の形や雰囲気、活用方法などの希望を施工会社に伝えておくといいと思います。

今回は、忘れずに考えておきたい階段の、形状の種類と特徴を紹介したいと思います。

大きく分けて5種類のスタイル

直階段(ストレート階段)

上下階を真っすぐにつないだシンプルな形。

これから紹介するほかの形状の階段に比べ、限られた面積でも設置しやすく、

費用が抑えられるというのが魅力。

ストレートならではの大きく空いた階段下の空間は、

ワークスペースや大型テレビを置くなど、有効活用できます。

しかし、省スペースでの階段設置は傾斜が急になりがちなので注意してください。
握りやすい手すりを取り付けるなど、安全面での工夫が必要です。

スペースに余裕があれば、途中に踊り場をも設けると、見た目も上り下りのしやすさもぐっと変わります。

☝階段下スペースが大きく、玄関を有効活用できます。

☝無垢材に黒アイアンの手すりが、すっきりとかっこいいです。

かね折れ階段(L字階段)

途中で90度方向が変わり、上から見るとL字になっている形。

直階段に比べて、緩やかな傾斜にすることができます。
曲がり角に踊り場を設けるデザインなら、安全性を高めることができます。

部屋の角に合わせて設置するなど、デッドスペースを有効活用できるよう配置を考えてみると、
意外な間取りに出会うかもしれません。

クランクしている分、多くのスペースを必要とし、設置費用も多少かさみます。

☝L字に方向転換させることで生まれるスペースもあります。

折り返し階段(コの字階段)

途中で方向が変わり、踊り場で折り返す形。

学校や商業施設によく見る階段です。

転倒、落下のリスクを最大限軽減できる形状と言えます。

踊り場に窓や照明を配置したり絵画を飾るなど、階段に表情が生れます。
またそれらを手入れしやすいメリットがあります。

踊り場スペースを大きくとれば、ワークスペースを設けたり、
本棚を設置するなど、部屋のように活用することもできます。

当然、階段を広くすると他のスペースを狭くするので、
優先順位を決めて、イメージを実現できるよう考えて間取りを組み立ててください。

☝☟階段の存在感が素敵です。

回り階段

折り返し階段と同様、途中で折り返していて、上から見るとコの字になっている形。

方向転換の部分が、一枚の板でできた踊り場ではなく、扇状の連続した段の踏み板になります。

扇状の踏み板の内側がやや狭いという点で、注意が必要です。

踊り場を広く有さない分、折り返し階段よりは省スペースで設置が可能です。
滑らかなラインのつながりで壁の向こうに見えなくなる段の、視線の変化を楽しむことができます。

▲ずっと上へ続いているかのように流れていく段。視線の変化を楽しみます。

らせん階段

名の通り、踏み板がらせん状に並ぶスタイリッシュな形。

階段でありながら、空間の中心に位置していても絵になる存在感です。

住宅に採用する人は少ないので、人とは違う個性を求める間取りにもぴったりです。
円柱状に作られるこの階段は、今回記述した中で最も省スペースに設置できる可能性があります。

しかし、構造が複雑なため、コストがかさみます。
踏み板が全て扇形で、中心に向かうほど踏み板の幅が狭いという状況が継続しているので、
上り下りしずらいと感じるかもしれません。

また、円柱状の階段をくるくる進むので、大型家具搬入の予定がある場合は、

搬入経路を前もって確認しておく必要があります。

まとめ

階段は、幅や踏み面、1段の高さなど建築基準法により細かく定められています。

スペースを有効活用でき、なおかつ安全で使いやすく、動線を考えるといった工夫がたくさん求められます。
逆を言えば、階段はたくさんの工夫を凝らして考える余地があるという楽しさもあると思います。

想い描くお家の間取りに、忘れず階段のイメージを組み込んでください。
ヒアリングプランの時からしっかりと施工会社に伝え、専門家のアドバイスを聞いてみてください。

今回は階段の種類のご紹介でしたが、デザインや素材でも階段は大きく雰囲気を変えます。

優先順位を決めて、妥協しすぎないよう楽しく間取りを考える参考になればうれしいです。

リビング階段についてのブログをアップしていますので、よろしければこちらも参考にしてみてください。

『注文住宅でリビング階段を取り入れるメリットとデメリット【新築施工事例】』


 


工匠は、千葉県松戸市・市川市を中心に自然素材を活かした注文住宅・古民家再生を手掛けています。
いつまでも丈夫で美しく、愛され続ける住宅をご提供いたします。
家づくりに関するご相談、お悩みなどお気軽にお問合せください。
 

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