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2022/01/25

社内レポート

日本建築の美を支える、大工の知恵と工夫・背割り

日本建築の美を支える、大工の知恵と工夫・背割り

松戸市、市川市、宮大工が手掛ける注文住宅・古民家再生の工匠、広報担当の黒河内です。

皆様こんにちは。

私が工匠に入社して半年が経ちました。

建築は奥が深く、毎回いろいろな発見があって面白いです。

まだまだ分からないことが多いので、日々勉強しつつお仕事させていただいています。

みなさんは、『背割り』という言葉はご存じでしょうか。

私は工匠の加工場で背割りされた木材を初めて見ました。

初めて見たときは、なぜ切れ目を入れるのか?と疑問に思いました。

そこで今回は、背割りについてご紹介していきます。

背割りとは?

木材にあらかじめ切り込みを入れる、加工方法のことです。

木材には、芯去り材(木の中心を外した木材)と芯持ち材(木の中心を持つ木材)があります。

芯持ち材を化粧材に使用する場合は、乾燥の過程で「ヒビ割れ」、「反り」、「歪み」が生じやすいため背割りを施します。

背割りを施した面は、基本的には壁の中などの見えない部分に取り付けます。

なぜ背割りをするのか?

・割れや反りをおこりにくくする

天然の木材は収縮、乾燥により「割れ」や「反り」がおこります。

木材の割れが背割りを入れた部分に集中することで、他の部分(面)の割れを少なくすることができます。

・乾燥を促進し、木の狂いをおこしにくくする

木材の背から割れ目を刻むことで、風通しを良くし木材の乾燥が進みます。

木材は、乾燥するほど強度が増し、狂いがおきにくくなります。

木に大きな狂いが出てしまうと建物全体に狂いが出てしまい、建物が傷みやすくなってしまいます。


 

近年、無垢を使った家づくりが人気となっていますが、

無垢にはそれぞれ個性があり扱い方がとても難しいです。

正しく扱うことで

何十年、何百年と長く愛される建築物を作ることができます。

木の扱い方を熟知している大工さんだからこそ、

その木に合った使い方や良さを引き出すことができます。

『背割り』は表には見えない、人の目に触れない加工です。

こうした見えない細工や工夫が日本の美しい建築物を支えています。

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