工匠からのお便り
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松戸市、市川市、宮大工が手掛ける注文住宅・古民家再生の工匠、広報担当です。
皆さんこんにちは。
先日、大工志望の方が別々の日に2名、会社見学にいらっしゃいました。
2F事務所にて弊社の説明とご質問等をお受けする時間を設けたのちに、1F自社工場へ。
お二人が来社した時、工場では両日とも社寺修繕のための加工の真っ最中というタイミングでした。大工が手を止めて色々な話をしてくれたので、とても良かったです。使い込まれた大切な道具の数々やケヤキに鉋をかける様子、伝統技術の継ぎ手も間近で見ていただくことができました。一般住宅ではなかなかみることのできない木材と加工技術にお二人は興味深々です。大工に直接色々な質問をしていただくこともできました。
加工済みのケヤキに触れて、見た目の感じよりも重たいことに驚いていました。
続いて、第一工場、第二工場、道具置き場、研ぎ場など一通り見学していただきました。
→過去ブログ「工匠の研ぎ場をご紹介」
第二工場には、加工が終わって現場への出発を待っている床材が綺麗に積みあがっているところでした。
こちらはお寺の床になる、杢目の美しいケヤキです。なぜこのような加工を施すかなど大工が説明しています。こちらもお二人は関心を持って耳を傾けていました。まだまだ聞きたい事がたくさんあるという雰囲気です。
たまたま、2tと3tのトラックが工場でスタンバイ中だったので、免許も必要になりますよというお話もさせていただき見学が終了となりました。
2025年7月現在、工匠には3年目、4年目の頼りにできる先輩大工たちが在籍しています。宮大工が一人前になるための道のりは決して楽ではありません。それでも、目指すものがはっきりしている職人の世界はいつも活気とやる気に満ちているように感じます。
弊社には、樹種もサイズも用途も様々な木材がたくさん運ばれてきます。決まった加工ばかりではありません。木に触れ、色々な機械や道具を使って技術を身に付けることができます。
最初に感じる、分からない・できないを、知恵や工夫で乗り切って逞しく進む素晴らしい職人の世界を是非、見に来てください。
伝統技術や宮大工に興味をもっている若い力を大切に思っています。次の世代へよき伝統を繋ぎ守り続けることは、弊社の使命の一つです。志を持たれている方とご縁があれば、会社としてできる限りのバックアップをしようと思っています。工匠は、腕の良い大工が複数在籍する宮大工集団です。その技術や環境をご自身の目で確認してみてください。
松戸市、宮大工の工匠ではインターンシップ、会社見学を随時受け付けております。ご希望の方は、お電話または、弊社ホームページ「総合お問い合わせ」よりご連絡ください。