工匠からのお便り
blog
blog

皆さんこんにちは
工匠大工の鈴木です。

今回紹介させて頂きます内容は都内にあるお寺本堂の高欄(こうらん)の改修工事になります。
長年の雨風による劣化で傷んでしまった浜縁(はまえん)と高欄の解体して新しく作り直しました。
横材のことを上から架木(ほこぎ)、平桁(ひらげた)、地覆(じふく)と名が付けられており、
地覆から平桁を通して架木を支える物を斗束と呼び平桁だけを支える物を束(たたらづか)と呼び区別しています。


今回、弊社大工中田棟梁が墨付けされた欅材を加工、刻みの担当をさせて頂きました。
様々な形、部材を組み立て一つに繋がると社寺建築らしい立派な回廊手摺りになりました。
一つ一つを手作業で様々な形を作っていくのは難しい事ですが色々な道具を駆使して完成させ、
納める事は自信にもなりもっとやってみたいと欲求にもなりました。

近年は材木から一つの物を作るだす事が少なくなってきていると思います。
工匠は、そんな事ができるチャンスや環境が有りお客様に喜んで頂ける事を大事にしている会社です。
私も会社が掲げているビジョンや目標に対して努力し、いい仕事ができるように日々邁進し、
感謝する事を忘れずにしていきたいと思っています。


また次回も良い現場、良いご報告ができるよう頑張っていきます。
引き続き明日からも安全作業で進めてまいります。ありがとう御座いました。